令和3年のSGがスタート、まずは歴史あるクラシックで極上のレースを味わう

「SG第56回ボートレースクラシック」がボートレース福岡で、3月23日から3月28日までの6日間開催で行われます。令和3年のボートレースもここからが本番、SG第一弾はグレードレースの勝者だけが出場できる格式高いレース、ボートレースクラシックです。名実通り艇界を引っ張っている52名のレーサーが勢ぞろい、激戦必至なのは言うまでもありません。

注目選手紹介

まずは昨年の年間表彰で史上初の5冠を成し遂げた峰竜太選手です。24優出、14Vという桁違いの成績をたたき出した令和2年でしたが、今年もその流れは続いています。4優出、3V、そのなかで2月の大村では九州地区選手権を弱小モーターできっちり優勝するなど相変わらずの無双状態です。しかし、浜名湖の周年記念でコンマ08のフライングをしてスタートは無理できない状態、案の定、前節の若松周年記念では準優勝戦1号艇でスタート遅れて大敗、10万舟の特大舟券を提供しました。ペナルティーが重くなるSG、レースが進めば進むほど痺れるレースが続くはず。それでも、峰選手はファンの期待の上を行く選手。きっとこのピンチもスピード&パワーで乗り越えてくれるでしょう。

次はクラシック3連覇を目指す吉川元浩選手です。戸田、平和島と2年続けて優勝しているクラシックの申し子。ボートレース福岡との相性は抜群で、3年間の福岡勝率は驚愕の8.97、優勝も3回していて大得意な水面になります。昨年秋の周年記念の優勝も記憶に新しいところです。派手さはないですがしっかり舟券に絡んでくる堅実さが持ち味で、2、3着に舟券を絡めた予想で舟券も的中しやすい傾向があります。ここも優勝を狙える要素が集まっていて目が離せない選手のひとりです。

地元福岡では総大将、瓜生正義選手がトップレーサーを迎え撃ちます。ボートレース福岡ではSG3冠、合計12回の優勝の実績は断然です。昨年、今年も何度もGⅠで優勝戦に進んでいる安定感は流石で、モーターの調整力は現役屈指、クリーンなレース運びはとても好感が持てます。前節の若松では準優勝戦で敗退するが、調整としては申し分なくこの地元SGに向けて万全の態勢で望むことが出来るでしょう。

さらに地元では名パフォーマーから一流選手へひと皮むけた西山貴浩選手、昨年SGホルダーの仲間入りを果たした篠崎仁志選手、昨年は一般戦で7Vをあげた松田大志郎選手、SG初出場の岡村慶太選手、ルーキーのなかでは抜けた存在の仲谷颯仁選手、レベルが高い福岡支部だけあってどの選手も節間通して盛り上げてくれそうです。

最近のボートレースをみていると世代交代が進んでいる感じがあります。キレのあるレース、道中交わして追い上げる選手は若手が多くなってきています。ボートレースクラシックにもたくさん出場します。GⅠで常に上位争いに進んでくる毒島誠選手、異次元モンキーで高速ターンを繰り出す馬場貴也選手、昨年の不調を脱出、本調子になると手が付けられない桐生順平選手、コース動いて穴をあける長田頼宗選手、愛知のエース格の雰囲気が出てきた平本真之選手、切り込み隊長磯部誠選手、前節の若松周年で優勝の丸野一樹選手、住之江

周年で優勝の新田雄史選手などいよいよSGにも若い風が吹いてきそうです。また、平高奈々選手、平山智加選手の2人の香川支部の女子レーサーも出場します。この2人は混合戦になっても全くヒケを取らない選手、体重差が前より広がった現在のルールでは、波のない先頭を走っていると、捕まえるのは至難の業になっており、高配当の舟券をゲットできる場合も結構増えたので要注目です。

モーター紹介

ボートレース福岡のモーターは昨年の8月から使われていて、ある程度のモーター相場はでています。上位の

○65号機 勝率:6.68 2連対率:56.73% 優勝:3回

全部の足が良く逃げてよし、差してよし、まくってよしの三拍子揃った強モーター

○28号機 勝率:6.45 2連対率:52.00% 優勝:1回

圧倒的に1着を取ることができるモーターで乗り手と相性が合えば連勝モードも可能です

○72号機 勝率:6.27 2連対率:46.49% 優勝:1回

以前のエースモーターで気温が上がってきて再上昇の可能性もあり、回り足は◎

そのほかにも高い2連対率を誇る30号機、46号機、24号機も注目です。

水面紹介

昔は今よりもイン受難のコースでしたが、現代のモーターに変わってからインの勝率も全国平均まで上がってきています。しかし、季節の変わり目のこの時期、ボートレース福岡の水面は風が強く吹き、うねりも出て舟券も荒れる傾向が強いです。他の場と明らかに違うのは3コースの1着率が高いこと、センターからのまくりが決まりやすくなっています。まくりが決まるということは2着は1号艇ではなく、外の5号艇がまくり差しで絡みやすい傾向です。今回出場している選手のなかで、3コースからまくる選手は地元福岡から松田大志郎選手、遠征組から毒島誠選手が当てはまります。風とうねりでターンをとてもしづらい場合がよくあるので、地元福岡の選手、福岡実績の高い選手を穴で狙ってみるのも面白いです。

まとめ

この時期の福岡で開催されるボートレースクラシックは荒れる可能性が高いはず、展開と気象状況、直前情報などを推理して高配当をゲットしましょう。

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