選手ごとにターンの仕方にも工夫や独自の物が存在する。また、今では主流のものでも誕生当初は批判をされることもあった。
主なターン術
モンキーターン
現在多くの選手取り入れている旋回テクニック。
ボートの上にて前傾姿勢で立ち上がり、外側へ重心をかけます。
ボートの外側に体重がかかり、通常のターンよりもずっと早く旋回が可能となる。
現在でこそ選手が習得の必須となっている技術だが誕生当初は危険な乗り方として批判されることも多かった。現ボートレースアンバサダーを務めかつて「帝王」と称された植木 通彦氏がSG戦にて優勝をしたことをきっかけに多くの選手が取り入れ主流ターン技術として定着する。
ウィリーターン
モンキーターンの派生の1つ。バイクのウィーリーのように艇の先を持ち上げることで水面の抵抗を抑えることでスピードのロスを軽減することが出来る。
技術もさることながら水面状況やエンジンが優秀でないと成功しない高等技術なので行なう選手は少ない。
SG常連レーサーの1人でもある池田浩二選手の得意なターンとして有名になる。
スコーピオンターン
片足を軸にしてもう片足を浮かせてターンをする技術。身体の抵抗を抑えるという意味もあるが魅せる技術の意味合いも強い。
発祥した下河誉史選手は右脚に負荷をかけにくい持病がありターン時に負担をかけたくないという考えから編み出した。
下河選手よりは江夏(こうか)満選手の得意なターンとして有名になる。