「開設66周年記念G1競帝王決定戦」がボートレース下関で4月4日から4月9日までの6日間開催で行われる。
今年2度目の周年記念、今回もSGウィナーを多数含めた豪華なメンバーが揃った。
G1競帝王決定戦 注目選手
注目は地元総大将で、2月の周年記念も節間6勝の圧倒的強さで制した白井英治だ。今年もすでにG1を含め3回優勝を決めている。1コースに入った時の絶対の信頼とアウトコースから内への進入は本命と穴の両方を狙うことができ、すべてのレースが見逃せない。気迫溢れる本気モードは地元G1連覇も狙える。
相手筆頭は、前節G1休み明けでいきなり尼崎周年記念を優勝で飾った峰竜太だ。こちらは今年すでに6回優勝を決めている。2年前の下関周年記念も制しており本人場別の1着率も4位に入る得意水面だ。今節もパワーとスピード全開のターンでファンを魅了してくれることでしょう。
1月の徳山周年記念を制した寺田祥は2月の周年記念は無念の予選敗退に終わった。ここはリベンジを果たすには最高の舞台だ。
また、いぶし銀のテクニックが冴えわたるミスター競艇、今村豊の存在も忘れてはならない。スロースタートから1マークの差しはいつ見ても手に汗握る。
昨年の賞金王、グランプリ覇者の石野貴之は確変モードに入っている。好調な流れは今年も続いている。1月の若松ダイヤモンドカップの優勝、3月の尼崎周年記念の準優勝と完全に本格化している。抜群の調整力でどんなモーターでも仕上げてくるだろう。
そして今年G1を制している選手も多数参戦。2月に東海地区選手権を優勝した池田浩二、多摩川の周年記念を優勝した菊地孝平、1月の浜名湖周年で優勝の深谷知博、唐津周年記念を優勝の丸野一樹など目白押し。
さらには、実力者も上位を虎視眈々と狙う。瓜生正義、山崎智也、魚谷智之、湯川浩司、馬場貴也など目が離せない。谷村一哉、原田篤志、竹田辰也、海野康志郎、柳生泰二の山口地元勢も要注目。
G1競帝王決定戦 コース分析
下関はインが強くて有名なコースだ。1コースの1着率は58.5%で全国4位の高い率になっている。
つまり、インが強いというイメージで舟券も当然1から売れることになる。ここにオッズの歪みが発生する。この買い目で万舟になるかという体験ができるのも下関の面白いところ。
気象から穴的なところをみてみると、波高が高ければ高いほど外枠勢にチャンスが出てくる。さらに、風速が5メートル以上になると差し、まくり、まくり差しがどんどん決まってくる。これら気象状況と、各々の選手の調整具合、駆け引きによって十分穴舟券を的中させることもできるだろう。